前回の記事では、なぜIT業界を離れたのかについて書きました。
今回は、その後になぜ介護職を選んだのかについて書いてみたいと思います。
振り返ってみると、自分でも少し不思議な選択だったと思います。
介護に強い憧れがあったわけではない
最初に言っておきたいのは、
私は昔から介護職を目指していたわけではありません。
家族に介護職がいたわけでもありません。
福祉を専門に学んでいたわけでもありません。
それでも介護職を選びました。
理由はとてもシンプルです。
人と直接関わる仕事を経験してみたかったからです。
IT業界で感じていたこと
ITの仕事では、多くの場合、
システム
資料
メール
チャット
を通じて仕事を進めます。
もちろん利用者はいます。
お客様もいます。
しかし、直接会う機会はそれほど多くありません。
私はPMOやQAの仕事をする中で、
「もっと人に近い仕事を経験してみたい」
と思うようになりました。
実際に飛び込んでみた
介護職は想像していたよりも現実的な仕事でした。
毎日の生活を支える仕事です。
食事。
入浴。
排泄。
移動。
睡眠。
当たり前だと思っていたことが、当たり前ではない人もいます。
介護の現場では、その一つひとつを支えています。
正直に言えば、最初は戸惑うことも多くありました。
IT業界とは求められる能力がまったく違うからです。
人はシステムより複雑だった
介護職を経験して強く感じたのは、
人はシステムより複雑だということです。
同じ説明をしても受け取り方は違います。
同じ支援でも感じ方は違います。
マニュアル通りに進むことはほとんどありません。
利用者さん一人ひとりに合わせて考える必要があります。
これは大変でしたが、同時に面白さでもありました。
介護を経験して得たもの
介護職を経験したことで、
相手の立場で考えること
感情を理解しようとすること
伝え方を工夫すること
の重要性を改めて学びました。
これは介護だけでなく、
ITの仕事にも活かせる考え方だと思っています。
システムも最終的には人が使うものです。
そう考えると、介護で学んだことは決して無関係ではありませんでした。
想像と現実
一方で、現実の厳しさもありました。
夜勤。
体力的な負担。
人手不足。
不規則な勤務。
実際に働いてみなければ分からないことも多くありました。
介護職は簡単な仕事ではありません。
むしろ非常に責任の重い仕事だと思います。
今振り返って思うこと
もし今、
「介護職を選んだことを後悔しているか」
と聞かれたら、
答えは「いいえ」です。
もちろん大変なこともありました。
ですが、
介護職を経験しなければ見えなかった世界があります。
そして、その経験があるからこそ、
今の自分はIT業界を別の視点から見ることができています。
おわりに
介護職を選んだことが正解だったのかはわかりません。
ただ、挑戦したからこそ得られた経験がありました。
人生は一度きりです。
遠回りに見える経験も、後から振り返ると意味を持つことがあります。
次回は、介護職を経験して見えたことについて書いてみたいと思います。

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