転職活動を始める前、
私は少し勘違いをしていました。
面談で評価されるのは、
技術力だと思っていたのです。
どんな製品を触ったか。
どんなシステムを構築したか。
どんな資格を持っているか。
そういったことが重要だと思っていました。
もちろんそれらも大切です。
ですが実際に面談を受けてみると、
少し違うものが見えてきました。
技術的な話ばかりではなかった
私はIT業界へ戻ろうとしているので、
技術的な質問をたくさん受けると思っていました。
ところが実際には、
意外な話題が多かったのです。
どんな立場で仕事をしていたのか。
関係者との調整はどうしていたのか。
問題が起きた時にどう対応したのか。
現場をどう回していたのか。
そんな話が中心になることがありました。
PMOの仕事は人の間にある
PMOの仕事は、
システムそのものを作る仕事ではありません。
人と人の間に入ることが多い仕事です。
利用者。
開発者。
ベンダー。
管理者。
それぞれ立場が違います。
だから必要になるのは、
調整する力です。
私が経験してきた仕事も、
振り返るとそうした内容が多かったように思います。
面談担当者が見ていたもの
面談を受けながら感じたことがあります。
面談担当者は、
知識だけを見ているわけではないということです。
一緒に働けそうか。
現場で動けそうか。
関係者とうまく連携できそうか。
そうした部分も見ているように感じました。
もちろん全ての案件がそうとは限りません。
ですが少なくとも私が受けた面談では、
その傾向がありました。
介護職の経験も無駄ではなかった
少し意外だったのは、
介護職の経験です。
ITとは関係ないと思っていました。
ですが、
人と接する仕事をしてきたこと。
状況に応じて対応してきたこと。
そうした経験は、
面談でも自然に話すことができました。
キャリアは一直線ではありません。
遠回りに見えた経験が、
別の場所で役立つこともあります。
技術力は必要
誤解してほしくないのですが、
技術力が不要という話ではありません。
IT業界ですから、
技術知識は必要です。
ただ、
技術力だけで決まるわけでもない。
それが実際に面談を受けて感じたことです。
40代後半だからこその価値
若い頃は、
新しい技術を覚えることが強みになります。
40代後半になると、
それだけではありません。
経験があります。
失敗もあります。
調整した経験もあります。
トラブル対応の経験もあります。
そうしたものが評価される場面もあります。
おわりに
面談で評価されたのは技術力ではなかった。
正確に言えば、
技術力だけではなかった。
これが今の私の感想です。
転職活動を始める前は、
足りないものばかり見ていました。
ですが実際には、
これまで積み上げてきた経験にも価値がありました。
転職活動を通じて、
自分自身の見方も少し変わってきた気がしています。
そしてそれもまた、
AI時代を生きる40代後半の観測記録の一つなのだと思います。
この記事は
シリーズの第6話です。
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