40代後半になって、もう一度初心者になりました。
AI。
出版。
情報発信。
転職活動。
気付けば、知らないことばかりです。
以前なら、この状態を不安に感じていたと思います。
この年齢で今さら始めても遅いのではないか。
もっと若い人の方が吸収が早いのではないか。
そう考えて、立ち止まっていたかもしれません。
ですが実際に学び直しを始めてみると、少し違いました。
初心者に戻ることは、思っていたほど悪いことではありませんでした。
今回は、40代後半で学び直しを始めて感じたことを書いてみます。
学び直しは、資格の話だけではなかった
学び直しというと、資格取得や勉強をイメージしがちです。
もちろん、それも大切です。
ですが最近感じている学び直しは、もう少し広いものです。
新しい技術に触れること。
新しい考え方を知ること。
今までの常識を更新すること。
自分の経験を、別の角度から見直すこと。
そうしたことも、学び直しなのだと思うようになりました。
AIを使い始めたことも、私にとっては大きな学び直しでした。
最初は、ただ便利な道具だと思っていました。
でも使っていくうちに、文章の作り方、情報の整理の仕方、仕事の進め方そのものを考え直すようになりました。
学び直しとは、新しい知識を足すことだけではありません。
これまでの自分のやり方を見直すことでもあるのだと思います。
経験が邪魔をすることもある
学び直しで意外だったのは、知らないことよりも、知っていると思っていたことの方が邪魔になることです。
昔はこうだった。
今まではこれで良かった。
自分はこういうやり方をしてきた。
そう思うほど、新しいやり方が入りにくくなることがあります。
経験は大切です。
でも、経験があるからこそ、変化を受け入れにくくなることもあります。
AIを使っていると、特にそれを感じます。
今まで時間をかけてやっていた作業が、別のやり方で進むことがあります。
文章を考える時も、情報を整理する時も、昔のやり方だけにこだわると、かえって遠回りになることがあります。
40代後半の学び直しで必要なのは、知識を増やすことだけではありません。
一度、自分の思い込みを横に置くこと。
それも大事なのだと思います。
若い頃とは、学ぶ理由が変わった
若い頃は、評価されるために学んでいました。
給料を上げるため。
仕事を覚えるため。
昇進するため。
資格を取るため。
もちろん、そうした理由も大切です。
ですが今は、少し学ぶ理由が変わってきました。
純粋に知りたいから学ぶ。
試してみたいから学ぶ。
自分の働き方を変えたいから学ぶ。
これからの選択肢を増やしたいから学ぶ。
そういう感覚が強くなっています。
若い頃より記憶力や体力は落ちているかもしれません。
でも、学ぶ理由は以前より切実になりました。
自分の人生に直接つながっている感覚があります。
だからこそ、今の学び直しには重みがあります。
出版も学び直しだった
Kindle出版も、私にとっては学び直しの一つでした。
文章を書く。
構成を考える。
表紙を作る。
販売ページを整える。
最初からうまくできたわけではありません。
分からないことばかりでした。
それでも、一つずつ調べて、試して、直していくうちに、少しずつ形になっていきました。
出版をやって感じたのは、学び直しは机に向かうだけではないということです。
実際に手を動かす。
公開する。
反応を見る。
修正する。
その繰り返しも、学び直しなのだと思います。
完璧に分かってから始めるのではなく、始めることで分かっていく。
その感覚は、今の自分にとってかなり大きな発見でした。
学び直しには不安もある
もちろん、学び直しは良いことばかりではありません。
本当に身につくのか。
今から始めて意味があるのか。
若い人の方が有利ではないか。
そんなことを考える日もあります。
新しいことを始めるたびに、自分の遅れを感じることもあります。
分からないことが多すぎて、嫌になることもあります。
それでも、やらなかった場合の未来も想像します。
何も学ばず、何も試さず、今の不安だけを抱えたまま時間が過ぎていく。
その方が、私には怖い気がしました。
だから今は、不安があっても少しずつ試すようにしています。
学び直しは、不安を消すためのものではありません。
不安があるまま、次の一歩を作るためのものなのだと思います。
初心者だから見える景色がある
最近の一番大きな発見は、40代後半でも初心者になれるということです。
昔は、初心者であることを恥ずかしく感じていました。
この年齢で知らないのは恥ずかしい。
今さら聞くのは恥ずかしい。
そう思っていた部分があります。
でも今は、少し違います。
初心者だから見える景色があります。
初心者だから気付ける違和感があります。
初心者だから、ひとつ分かっただけでも前に進めた感覚があります。
慣れている人には当たり前のことも、初めて触れる側には発見になります。
その発見をちゃんと残していくことも、自分にできる学び方なのかもしれません。
おわりに
40代後半で学び直しを始めるとは思っていませんでした。
もっと完成した人間になっていると思っていました。
ですが現実は違いました。
今も知らないことばかりです。
だから学ぶ。
だから試す。
だから観測する。
学び直しとは、昔の自分を否定することではありません。
今の自分を更新していくことなのだと思います。
40代後半でも初心者になれる。
そして、初心者だから見える景色もある。
それを忘れずに、これからも少しずつ学び続けていきたいと思います。
この記事は「転職市場へ戻る」シリーズの追加記事です。

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