48歳で転職市場へ戻ることは、若い頃の転職とは少し違いました。
求人票を見る目も変わります。
自分の経験の見え方も変わります。
何を強みとして伝えればいいのかも、改めて考える必要がありました。
私はもともとIT業界で働いていました。
テクニカルサポート、QA、PMOなど、どちらかといえば開発そのものよりも、現場を支えたり、品質を確認したり、プロジェクトを前に進めたりする仕事に関わってきました。
その後、数年前にIT業界を離れ、介護職へ転職しました。
今回は、なぜ一度IT業界を離れた私が、48歳になって再び転職市場へ戻ることになったのかを書いてみます。
IT業界から介護職へ
IT業界を離れた理由は、一つではありません。
当時は、ITの仕事に少し疲れを感じていました。
画面の向こう側の仕事だけではなく、もっと人と直接関わる仕事を経験してみたいという気持ちもありました。
そこで選んだのが介護職でした。
介護の仕事は、想像していた以上に大変でした。体力も使いますし、気を抜けない場面もあります。利用者さんの状態を見ながら動く必要があり、ご家族や職員同士の連携も欠かせません。
ただ、その分だけ学んだことも多くありました。
相手の話を聞くこと。
小さな変化に気付くこと。
相手に合わせて伝え方を変えること。
一人で抱え込まず、周囲と連携すること。
それらは、介護の現場だけでなく、仕事全般に通じるものだったと思います。
なぜIT業界へ戻ろうと思ったのか
介護職を経験したことで、逆にIT業界で働いていた頃の自分の強みも見え直しました。
私はプログラマーではありません。
自分でコードを書いてシステムを作るタイプではなく、プロジェクトの中で情報を整理したり、進捗を確認したり、関係者の間をつないだりする仕事の方が向いています。
PMOやQAとして働いていた頃を振り返ると、自分が比較的力を出しやすかったのは、そうした調整や管理の部分でした。
もちろん、IT業界を離れていた期間があります。
そのブランクは無視できません。
ですが、AIの進化によって、働き方そのものが大きく変わり始めています。以前と同じ形でIT業界へ戻るのではなく、今の自分の経験をどう組み合わせるかを考える時期に来ているのではないかと思いました。
介護で身につけた対人対応や観察力。
以前のIT現場で経験した品質管理やPMO補佐。
そして、AI時代の変化を見ながら学び直している現在。
それらをもう一度つなぎ直してみたい。
そう考えるようになったことが、IT業界へ戻ろうと思った大きな理由です。
40代後半の転職活動は想像以上に現実的
若い頃の転職活動では、可能性や伸びしろを見られていた部分が大きかったように思います。
しかし、40代後半になると少し違います。
これまで何をしてきたのか。
どんな役割を担えるのか。
現場で周囲と協力できるのか。
安定して仕事を進められるのか。
そうした部分を、より現実的に見られていると感じます。
もちろん、これは私自身の観測であり、すべての企業に当てはまるわけではありません。
それでも、40代後半の転職活動では、「これから何でもできます」だけでは弱いのだと思います。むしろ、これまでの経験をどう整理し、今の仕事にどうつなげるのかが問われているように感じます。
私の場合は、ITの経験と介護の経験が一見バラバラに見えます。
ですが、よく考えると共通している部分もあります。
相手の状況を確認すること。
問題が大きくなる前に気付くこと。
情報を整理して共有すること。
関係者の間でズレが起きないようにすること。
これは、PMOやQAの仕事にもつながる部分です。
転職活動を通じて、自分の経歴を単に並べるのではなく、どう意味づけるかが大事なのだと感じるようになりました。
まだ途中経過
この記事を書いている時点で、転職活動はまだ終わっていません。
成功したわけでもありません。
失敗したわけでもありません。
まだ途中です。
だからこそ、このブログでは成功談ではなく、現在進行形の記録を書いていきたいと思っています。
48歳で転職市場へ戻ることには、不安もあります。
年齢のこと。
ブランクのこと。
IT業界の変化についていけるのかという不安。
フリーランスとしてやっていけるのかという不安。
考え始めれば、いくらでも不安は出てきます。
それでも、転職活動を始めたことで見えてきたことがあります。
求人票を読むことで、自分が何を求めているのかが少し見えてきました。
面談を受けることで、自分の経験をどう説明すればいいのかが見えてきました。
年齢の壁を感じることで、逆に自分が何を武器にすべきかも考えるようになりました。
おわりに
48歳で転職市場へ戻った理由は、単純に「IT業界へ戻りたい」だけではありません。
介護職を経験したことで、自分の働き方を見直すようになりました。AI時代の変化を見て、もう一度ITの現場で自分の役割を試してみたいと思うようになりました。
そして何より、今の自分にできる挑戦をしてみたいと思いました。
結果がどうなるかは、まだ分かりません。
ですが、挑戦しなければ分からないことがあります。転職活動をしなければ見えない現実があります。面談を受けなければ、自分の経験がどう見られるのかも分かりません。
このブログでは、これからも40代後半のキャリア再設計について記録していきます。
この記事は
シリーズの第1話です。
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