最初からフリーランスを本命にしていたわけではありません。
転職活動を始めた頃は、会社員としての転職を中心に考えていました。
正社員、契約社員、社内SE、QA、PMO。
そのあたりの求人を見ながら、次にどんな働き方をするのかを考えていました。
ですが活動を進めるうちに、フリーランスという選択肢も少しずつ現実的に見えてきました。
特にPMO案件を見ていると、会社員だけでなく、業務委託やフリーランスの案件も出てきます。
最初は自分には少し遠い選択肢のように感じていました。
でも今は、まったく関係ない話ではないと思うようになっています。
今回は、40代後半で転職活動をしている中で、フリーランスPMOという働き方をどう見るようになったのかを書いてみます。
フリーランスは自由というより、責任が増える働き方
フリーランスという言葉には、自由な印象があります。
会社に縛られない。働き方を選べる。収入を上げられる可能性がある。自分の経験を活かして案件を選べる。
そういう面は確かにあると思います。
ただ、実際に案件を見ていると、自由というより、責任が増える働き方なのだと感じます。
会社員なら、会社が守ってくれる部分があります。
社会保険、有給、次の仕事、教育、評価制度。
もちろん会社員にも大変なことはあります。
ですがフリーランスになると、その多くを自分で考える必要があります。
案件が終わったら次を探す。体調を崩しても自分で調整する。税金や保険も自分で見る。自分の市場価値も自分で把握する。
自由という言葉だけで見るには、少し重い選択肢だと思いました。
収入が上がる可能性はある
フリーランス案件を見ていて、やはり気になるのは単価です。
会社員求人よりも、月額の金額が大きく見えることがあります。
今の生活や今後のことを考えると、収入が上がる可能性があるのは大きいです。
40代後半で転職活動をしていると、年収を下げてでも経験を積むという選択は、若い頃ほど簡単ではありません。
生活があります。これからの時間もあります。家計のこともあります。
だから、フリーランスの収入面には現実的な魅力があります。
ただし、単価をそのまま年収として見てはいけないとも感じています。
交通費、保険、税金、仕事が途切れる期間、体調不良のリスク。
そうしたものを考えると、表面上の金額だけで判断するのは危ない。
ここはかなり冷静に見ないといけないと思っています。
40代後半だからこそ、フリーランスが気になる
若い頃なら、フリーランスになることを別の意味で考えていたかもしれません。
自由に働きたい。会社に縛られたくない。スキルで勝負したい。
そういう感覚だったと思います。
でも今は、少し違います。
会社員として長く積み上げ直す時間が限られている。年齢で選考が厳しくなる場面もある。
一方で、これまでの経験をピンポイントで評価してもらえるなら、フリーランス案件の方が入りやすい可能性もあります。
会社員としての安定と、フリーランスとしての即戦力評価。
どちらが正解なのかは、まだ分かりません。
ただ、40代後半という年齢だからこそ、フリーランスという選択肢が少し現実味を持って見えてきたのだと思います。
PMO案件との相性
私がフリーランスを考えるようになった理由の一つは、PMO案件との相性です。
プログラマーとして一人で開発する。高度な技術設計をする。
そういう形のフリーランスは、今の自分にはあまり現実的ではありません。
ですが、PMOとして進捗を整理する。課題を管理する。資料を作る。会議体を回す。関係者と調整する。
そういう案件であれば、これまでの経験を活かせる可能性があります。
もちろん、フリーランスのPMOだから簡単というわけではありません。
むしろ即戦力として見られる分、曖昧なまま入るとかなり厳しいはずです。
ただ、自分の立ち位置を間違えなければ、選択肢の一つにはなり得ると感じています。
不安は会社員転職より大きい
正直に言えば、フリーランスには不安があります。
案件が続くのか。次の仕事を取れるのか。現場で期待に応えられるのか。収入が安定するのか。税金や保険をきちんと管理できるのか。
会社員とは違う不安があります。
特に40代後半で新しくフリーランスに近い働き方を選ぶとなると、軽い気持ちでは決められません。
一度案件に入れば、現場では年齢よりも成果を見られるはずです。
「これから覚えます」では通りにくい場面もあるでしょう。
だからこそ、自分が本当にできる範囲を見極める必要があります。
会社員の安心感も捨てきれない
一方で、会社員の安心感もあります。
毎月給与が入る。社会保険がある。所属がある。多少波があっても、すぐに収入がゼロになるわけではない。
これはかなり大きいです。
特に生活を考えると、会社員の安定感はやはり魅力です。
フリーランスの方が収入が高く見えても、安定性まで含めると単純には比べられません。
転職活動をしていると、つい条件や単価に目が行きます。
でも実際には、安心して働けるかどうかも大事です。
40代後半の転職活動では、挑戦と安定のバランスをどう取るかが、かなり大きなテーマになっている気がします。
フリーランスを目的にしない
最近思うのは、フリーランスになること自体を目的にしない方がいいということです。
フリーランスになれたら成功。
会社員なら失敗。
そういう話ではありません。
大事なのは、自分の経験が活きる場所で働けるかどうかです。
PMOとしての経験。調整業務。資料作成。関係者とのやり取り。介護職で得た現場感覚。
そうしたものが活かせるなら、会社員でもフリーランスでも意味がある。
逆に、条件だけで選んで自分に合わない場所に入れば、どちらの働き方でも苦しくなるはずです。
だから今は、フリーランスという働き方に惹かれつつも、そこに自分を無理に合わせないようにしたいと思っています。
選択肢として持てるだけでも意味がある
転職活動を始めた頃は、選択肢が少ないように感じていました。
40代後半。IT業界から一度離れている。介護職から戻ろうとしている。技術者として強いわけではない。
そう考えると、自分に何ができるのか分からなくなることもありました。
でも案件を見ていくうちに、フリーランスPMOという選択肢が少し見えてきました。
まだ決めたわけではありません。
うまくいく保証もありません。
ですが、選択肢として持てるだけでも、以前より少し視野が広がった気がします。
転職活動は、一つの正解を探す作業ではなく、自分が立てる場所を探す作業なのかもしれません。
おわりに
40代後半で転職活動をして感じた、フリーランスという選択肢。
それは、自由で華やかな働き方というより、責任と不安も含めて現実的に考える必要がある働き方でした。
収入が上がる可能性はあります。
PMO経験を活かせる可能性もあります。
会社員よりも、これまでの経験を直接評価してもらえる場面もあるかもしれません。
一方で、安定は弱くなります。案件が途切れる不安もあります。自分を大きく見せすぎると、入った後に苦しくなる可能性もあります。
だから今は、フリーランスを夢の働き方として見るのではなく、現実的な選択肢の一つとして見ています。
会社員か。フリーランスか。
まだ答えは出ていません。
ただ、40代後半で転職市場へ戻る中で、自分の経験がどこで活きるのかを探すこと。
そのために、フリーランスという選択肢も観測し続けていきたいと思います。
この記事は
「48歳、転職市場へ戻る」
シリーズの追加記事です。
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