求人票には出ない違和感~転職活動で気になり始めたこと~

転職活動を始めた頃は、求人票ばかり見ていました。

仕事内容。

単価。

勤務地。

必要スキル。

条件が合っていれば、良い案件だと思っていました。

ですが面談を重ねるうちに、気になるようになったものがあります。

求人票には書かれていない部分です。

今回は、転職活動を通して感じた「求人票には出ない違和感」について書いてみます。

目次

条件は悪くないのに引っかかる

求人票だけを見ると、悪くない案件があります。

単価も悪くない。

勤務地も許容範囲。

仕事内容も自分の経験に近い。

それなのに、なぜか少し引っかかることがあります。

以前なら、その違和感を無視していたかもしれません。

条件が合っているなら大丈夫だろう。

自分が贅沢を言っているだけかもしれない。

そう考えていたと思います。

ですが今は、その小さな違和感も判断材料の一つになりました。

違和感があるから悪い案件だと決めつけるわけではありません。

ただ、条件だけでは見えてこないものがある。

そう感じるようになりました。

仕事内容が広すぎる案件

特に気になるのは、仕事内容が広すぎる案件です。

PMO、進捗管理、課題管理、資料作成、会議運営、顧客折衝、ベンダー調整。

一つひとつは珍しい内容ではありません。

ですが全部並んでいると、結局何を一番期待されているのか分からないことがあります。

本当に役割が整理されているのか。

人手不足で幅広く任されるのか。

何でもやってほしいという意味なのか。

求人票だけでは判断しきれません。

だから最近は、面談で確認したくなります。

一番期待されている役割は何ですか。

この一言を聞くだけで、案件の見え方が少し変わる気がします。

「コミュニケーション能力」の重さ

求人票にはよく、「コミュニケーション能力」と書かれています。

以前は、どの仕事にも必要なものだと思っていました。

ですが最近は、この言葉を見ると少し立ち止まります。

関係者が多いのか。

調整が難しいのか。

情報共有に課題があるのか。

同じ言葉でも、現場によって意味は変わります。

「コミュニケーション能力」という一文の裏側に、現場の難しさが隠れていることもあるのではないか。

最近は、そう考えるようになりました。

「主体的に動ける方」の意味

もう一つ気になる言葉があります。

「主体的に動ける方」です。

これも悪い言葉ではありません。

ただ、現場によって意味が変わる言葉だと思います。

裁量がある中で主体的に動くのか。

役割が曖昧な中で、何とかしてほしいという意味なのか。

この違いは大きいです。

だから、「主体的に動ける方」と書かれている時ほど、どこまで任されるのかを確認したくなります。

誰に相談できるのか。

何を決める権限があるのか。

どこまで自分で動く必要があるのか。

求人票のきれいな言葉だけでは、そこまでは分かりません。

年齢を重ねたから気になること

若い頃なら、多少不安があっても飛び込めたかもしれません。

やってみれば何とかなる。

経験になる。

合わなければ次を探せばいい。

そう思えた時期もあります。

ですが今は、勢いだけでは選びにくくなりました。

体力。

通勤時間。

人間関係。

責任範囲。

働き方の継続性。

そうしたものを、以前より現実的に見るようになっています。

これは臆病になったというより、見る項目が増えたのだと思います。

求人票を見る時も、条件だけではなく、その仕事を続けている自分を想像するようになりました。

面談でしか分からないこと

求人票を読んでも、本当に分からないことがあります。

現場の空気。

担当者の話し方。

質問のされ方。

こちらの経験への反応。

案件の温度感。

こうしたものは、実際に話して初めて見えてきます。

求人票では難しそうに見えた案件でも、話を聞くと自分の経験に近いことがあります。

逆に、求人票では合いそうに見えた案件でも、実際にはかなり広い役割を求められていると感じることもあります。

だから最近は、求人票を「答え」として見るのではなく、面談で確認するための材料として見るようになりました。

求人票は、答えではありません。

確認するためのメモなのだと思います。

違和感は無視しない方がいい

転職活動では、条件を見ることが大切です。

収入。

勤務地。

仕事内容。

働き方。

どれも必要な判断材料です。

ただ最近は、違和感も判断材料に入れていいのではないかと思っています。

何となく引っかかる。

説明が曖昧に感じる。

役割が広すぎる。

言葉はきれいだけれど、実際の現場が見えにくい。

その感覚は、完全に正しいとは限りません。

自分が不安になりすぎているだけかもしれません。

ですが、無視していいものでもない気がします。

違和感は、断るためだけの材料ではありません。

面談で確認すべきことを教えてくれるサインでもあります。

おわりに

転職活動をしていて感じた、求人票には出ない違和感。

それは、条件だけでは仕事を選べないということでした。

求人票には、大切な情報が書かれています。

仕事内容。

単価。

勤務地。

必要スキル。

どれも判断材料として必要です。

でも、すべてが書かれているわけではありません。

実際に話を聞く。

自分の反応を見る。

違和感を観測する。

分からないことを確認する。

それも転職活動の一部なのだと思います。

まだ答えは出ていません。

ですが求人票を読む目は、少しずつ変わってきました。

条件が合うかどうかだけではなく、その案件で自分がどう動くことになるのか。

無理なく役割を果たせそうなのか。

現場の中で自分の経験を活かせそうなのか。

そういう視点で見るようになりました。

求人票に書かれていることだけでなく、そこに書かれていないものも含めて、これからも観測していこうと思います。

この記事は「転職市場へ戻る」シリーズの追加記事です。

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