40代後半の転職で、通勤時間を軽く見ない方がいい理由

求人票の「勤務地」を、以前より真剣に見るようになりました。

若い頃は、片道1時間くらいなら何とかなると思っていました。仕事内容や収入が良ければ、多少遠くても通えばいい。そう考えていた時期もあります。

ですが40代後半で転職活動をしている今は、通勤時間を単なる移動時間として見られなくなりました。毎日の疲労、回復時間、生活リズムまで含めて、働き続けられるかどうかに関わる条件だと感じています。

目次

通勤時間は毎日積み重なる

片道30分と片道1時間では、数字だけ見ると30分の差です。

ですが往復にすると、1日1時間違います。週5日なら5時間。1か月なら20時間以上。1年で考えると、かなり大きな差になります。

求人票では、勤務地は一行で書かれています。

駅名やエリアだけを見て、何となく通えそうかどうかを判断します。

でも実際には、家を出る時間、電車の混み具合、乗り換え、駅から現場までの距離、帰宅後の疲れまで含めて通勤です。

この積み重なりは、思っている以上に大きいと感じるようになりました。

体力の消耗は求人票に出てこない

求人票には、体力の消耗までは書かれていません。

通勤時間が長いことでどれくらい疲れるのか。満員電車でどれくらい気力を使うのか。帰宅後に何もできなくなるのか。朝の移動でどれくらい削られるのか。

そうしたことは、案件情報には出てきません。

でも実際に働く側にとっては、かなり大きな問題です。

特に40代後半になると、体力を無限に使えるわけではありません。無理をすれば動けるかもしれません。ただ、その無理を半年続けられるのか。1年続けられるのか。そこを考えるようになりました。

介護職で「続けられるか」を意識するようになった

介護職を経験したことも、通勤時間への見方に影響していると思います。

介護の仕事では、勤務時間そのものだけでなく、身体的な負担や生活リズムの崩れもありました。

夜勤、長時間勤務、移動、現場対応。

それらが積み重なると、収入だけでは判断できない疲れが残ります。

働けることと、働き続けられることは違う。

これは介護職を経験して、かなり実感したことです。

だからITの仕事に戻るとしても、仕事内容だけではなく、通勤を含めた働き方全体を見るようになりました。

通勤が長いと、回復時間が減る

通勤時間が長くなると、単に移動時間が増えるだけではありません。

回復する時間が減ります。

家に帰ってから食事をする。風呂に入る。洗濯をする。少し休む。次の日の準備をする。ブログを書く。職務経歴書を直す。

そうした時間が削られます。

今の自分にとって、仕事以外の時間もかなり大切です。転職活動も続けたい。ブログも書きたい。Kindleや出版の実験も続けたい。生活も整えたい。

そう考えると、通勤時間が長い仕事は、仕事以外の可能性を削ることにもなります。

これは若い頃より、今の方が強く感じています。

片道1時間を軽く見ない

片道1時間。

首都圏では珍しくない通勤時間だと思います。むしろ普通と言われるかもしれません。

ですが最近は、片道1時間を軽く見ない方がいいと思うようになりました。

特に毎日出社の案件では、片道1時間はかなり大きいです。

朝の1時間。夜の1時間。それが毎日続く。

仕事内容が合っていても、通勤だけで消耗してしまう可能性があります。

もちろん、収入や仕事内容によっては、片道1時間でも受ける価値がある場合はあります。

ただ、「何となく通えるから大丈夫」とは考えないようになりました。

リモート可否の見方も変わった

通勤時間を意識するようになると、リモート可否の見方も変わります。

以前は、リモートがあると便利だな、くらいに考えていました。

でも今は、週に何日リモートなのか。出社日はどのくらいあるのか。最初だけ出社なのか。慣れたらリモートが増えるのか。障害時や会議時に出社が必要なのか。

そこまで見るようになりました。

「リモート可」と書いてあっても、実際にはほぼ出社ということもあります。逆に、基本出社でも勤務地が近ければ続けやすい場合もあります。

大事なのは、リモートか出社かの二択ではありません。

自分の生活と体力に合う働き方かどうかだと思います。

通勤時間は収入とセットで考える

通勤時間は、収入ともセットで考える必要があります。

少し単価が高い案件でも、通勤がかなり遠ければ、実質的な負担は大きくなります。

交通費、移動時間、疲労、自由時間の減少。

それらを考えると、表面上の収入だけでは判断できません。

逆に、単価が少し低くても、勤務地が近くて続けやすいなら、長い目で見て良い可能性もあります。

40代後半の転職活動では、高い条件に飛びつくだけでなく、その条件を続けられるかを見る必要がある。

通勤時間は、その判断材料の一つだと思うようになりました。

通えることと、続けられることは違う

求人を見る時、つい「通えるかどうか」で考えてしまいます。

電車で行ける。乗り換えれば行ける。1時間ちょっとなら行ける。

でも最近は、通えることと続けられることは違うと思っています。

一日だけなら通える。一週間なら通える。でも半年続けたらどうなるか。雨の日でも通えるか。体調が少し悪い日でも通えるか。前日に疲れが残っていても通えるか。

そう考えると、通勤時間の重さが少し違って見えてきます。

若い頃なら、気合いで乗り切れたかもしれません。

でも今は、気合いで乗り切る働き方を長く続けることに、少し慎重になっています。

自分の現実を条件に入れる

転職活動では、相手に選ばれることを考えがちです。

この経験で通るのか。年齢はどう見られるのか。PMOとして評価されるのか。面談でどう答えるのか。

もちろんそれも大事です。

ただ、こちらも仕事を選ぶ側です。

自分の体力、生活リズム、通勤距離、回復時間、仕事以外に続けたい活動。

そうしたものを条件に入れていいのだと思います。

40代後半の転職活動では、自分を大きく見せることより、自分の現実を見落とさないことの方が大事なのかもしれません。

おわりに

転職活動をして気付いた通勤時間の重さ。

それは、単なる移動時間ではありませんでした。

毎日積み重なる疲労であり、回復時間の減少であり、仕事以外の活動に使える時間にも関わるものでした。

収入は大事です。仕事内容も大事です。PMOとして経験を活かせるかどうかも大事です。

でも、その仕事を続けるためには、通勤時間もかなり重要です。

転職活動はまだ途中です。答えは出ていません。

ただ求人票を見る時に、勤務地の一行を以前より真剣に見るようになりました。

それは、40代後半で働き方を選び直すうえで、避けて通れない現実なのだと思います。

この記事は
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シリーズの追加記事です。

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