なぜ再びIT業界へ戻ろうと思ったのか

介護職を経験して見えたことについては、前回の記事で書きました。

今回は、なぜ私が再びIT業界へ戻ろうと思ったのかについて書いてみます。

結論から言えば、介護職が嫌になったからではありません。むしろ、介護職を経験したからこそ、自分の得意なことや向いている役割を改めて考えるようになりました。

その結果、もう一度IT業界で挑戦してみたいと思うようになりました。

目次

離れたから見えたもの

不思議な話ですが、一度離れることで、以前の仕事の価値が見えてくることがあります。

介護職として働く中で、私は以前のIT業界での仕事を思い出すことが増えました。PMOとして関係者の間に入り、進捗や課題を整理していたこと。QAとして品質を確認していたこと。システム導入の現場で、確認や調整をしていたこと。

当時は、それらを特別な仕事だとは思っていませんでした。むしろ、目の前の作業をこなすことで精一杯だった気がします。

ですが、IT業界を離れて介護職を経験したことで、以前の仕事を少し違う角度から見るようになりました。

自分は、何かを一人で作り上げるよりも、人と人の間に入り、情報を整理し、物事を前に進める役割の方が合っていたのかもしれない。

そう思うようになったのです。

介護職を経験したから分かったこと

介護職では、利用者さんとのコミュニケーションがとても重要です。相手の状態を見ること。小さな変化に気づくこと。必要な情報を次の人へ引き継ぐこと。現場では、そうしたことの積み重ねが大切になります。

もちろん、介護職とIT業界の仕事は違います。

ですが、現場で起きていることを見て、情報を整理し、関係者に伝えるという意味では、重なる部分もあると感じました。

PMOの仕事も、進捗表を更新するだけではありません。課題を拾い、関係者に確認し、会議で出た内容を整理し、次に誰が何をするのかを見える形にしていく仕事です。

介護職を経験したことで、私は「情報を整理して人に渡すこと」の重さを以前よりも感じるようになりました。

そしてその感覚は、PMOやQAの仕事にもつながるのではないかと思うようになりました。

自分の強みを考えるようになった

転職活動を始めると、自分の強みを言葉にする必要があります。

以前の私は、自分の強みをあまりうまく説明できていませんでした。IT業界で働いていた経験はある。PMOやQAに近い仕事もしていた。でも、それをどう言葉にすればいいのか分からなかったのです。

介護職を経験してから振り返ると、少し見え方が変わりました。

私は、最前線で高度な技術を作るタイプではないかもしれません。プログラミングで勝負するタイプでもありません。

一方で、現場の状況を見て、情報を整理し、人と人の間に入り、物事が止まらないように支える仕事には向いているのかもしれない。

PMOやQAの仕事にやりがいを感じていた理由も、そこにあったのだと思います。

そう考えると、再びIT業界へ戻ることは、単なる過去への回帰ではありませんでした。以前の経験を、介護職で得た感覚とつなげ直すことでもありました。

AI時代という変化の中に入りたいと思った

もう一つ大きかったのが、AIの存在です。

ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に広がり、仕事の進め方そのものが変わり始めています。最初は興味本位で使っていましたが、使い続けるうちに、これは単なる便利ツールではないと感じるようになりました。

文章を整理する。考えを壁打ちする。職務経歴書を見直す。面談対策をする。ブログを書く。出版の構成を考える。

AIを使うことで、以前なら一人で悩んで止まっていた作業が、少しずつ前に進むようになりました。

その時に思ったのです。

変化の外側から眺めているより、変化の中にいた方が面白いのではないか。

IT業界は、これからますますAIの影響を受けていくと思います。だからこそ、もう一度その現場に近い場所で働きたい。変化を外から見ているだけではなく、自分もその中で観測したい。

そう思うようになりました。

48歳で戻る不安はある

もちろん、不安はあります。

20代でもありません。30代でもありません。私は48歳です。

転職市場では、若い人の方が有利な場面もあると思います。新しい技術を学ぶスピードも、若い頃と同じではないかもしれません。ブランクに見える部分もあります。直近が介護職だったことを、どう見られるのかという不安もあります。

それでも、今の自分にできる挑戦をしたいと思いました。

成功するかどうかは分かりません。希望する案件に入れるかも分かりません。フリーランスとして働くのか、会社員として働くのかも、まだ完全には決まっていません。

ですが、挑戦しなければ何も観測できません。

転職活動を始めてみなければ、自分の経験がどう見られるのかも分かりません。面談を受けてみなければ、何が足りないのかも分かりません。

だから私は、もう一度IT業界へ戻ることを考えるようになりました。

AIと一緒に進める転職活動

今回の転職活動が以前と大きく違うのは、AIがあることです。

職務経歴書の整理、自己分析、面談対策、求人票の読み方、経験の言語化。以前なら一人で悩んでいたことを、今はAIと壁打ちしながら進めることができます。

AIが答えを出してくれるわけではありません。

でも、自分の経験を整理する手助けにはなります。言葉になっていなかった不安を見える形にしてくれます。自分では弱点だと思っていた経験を、別の角度から見直すきっかけにもなります。

48歳で転職市場へ戻ることは、簡単ではありません。

それでも、AIと一緒に考えながら進められる今なら、以前とは違う形で挑戦できるのではないかと思っています。

おわりに

なぜ再びIT業界へ戻ろうと思ったのか。

その理由は、IT業界がただ好きだからでも、介護職が嫌になったからでもありません。

介護職を経験したことで、自分の強みや向いている役割を改めて考えるようになったからです。

人と人の間に入ること。情報を整理すること。現場で起きていることを見て、次の行動につなげること。

そうした役割は、以前のIT業界でのPMOやQAの仕事にもつながっていました。

そして今、AI時代という大きな変化があります。

その変化を外側から眺めるのではなく、もう一度その中に入って、自分に何ができるのかを試してみたい。

だから私は、再びIT業界へ戻ろうと思いました。

この挑戦がどうなるのかは、まだ分かりません。

ただ、分からないからこそ、観測する意味があるのだと思います。

このブログでは、これからも転職活動の途中経過を記録していきます。

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